更年期の頭痛の原因は?種類別の対策や予防方法について

女性は更年期を迎えると、女性ホルモンが減少することでさまざまな体の不調が現れます。いわゆる更年期障害ですが、頭痛もその1つです。女性ホルモンの変動で気分も落ち込みがちなところに、頭痛まで起こるとつらいですよね。

 

 

今回は、更年期の頭痛の原因や種類、そして頭痛対策や予防法について解説していきます。

更年期に起こる頭痛の原因

更年期障害により起こりやすくなる頭痛は、2つの原因に分けられます。1つ目は、女性ホルモンの減少による影響で起こる頭痛、2つ目は、ライフイベントを背景としたストレスによるものです。

①女性ホルモン「エストロゲン」の減少

女性ホルモンの1つであるエストロゲンは、肌や髪にツヤを与えたり、女性らしさをつくり出すホルモンとして有名です。それだけでなく、骨や血管をしなやかにする働きなどもあり、女性の体を守ってくれています。

 

このエストロゲンは卵巣から分泌されていますが、更年期になると卵巣機能の低下に伴い、分泌量が減ってしまいます。

 

 

エストロゲンが減るとホルモンバランスが大きく変動し、その影響により自律神経が乱れることで、頭痛をはじめ、肩こり、のぼせ、ほてり、疲れ、不眠、イライラ、めまい、不安感など、心身にさまざまな不調につながるのです。

②ライフイベントに関連したストレス

女性の更年期は、50代前後の約10年間です。この年代は、子供の就職や結婚、夫の定年退職、両親の介護など、大きなライフイベントが重なる時期でもあります。

 

今までのライフスタイルが大きく変化したり、予期せぬ事態も起こりがちで、その度にストレスが発生、知らず知らずストレスが積み重なりやすいのです。

 

ご存知のように、ストレス過多の状態は血管が収縮し、体が常に緊張している状態なので、頭痛が起きやすくなります。

更年期に多い頭痛の種類

①緊張性頭痛

緊張性頭痛は、肩や首の筋肉の血行不良により引き起こる頭痛です。更年期障害で自律神経のバランス崩れると、血管の収縮・拡張の調整不全や、血管壁のけいれんが起き、血行不良に陥りやすくなります。そのため、ひどい肩こりや首のコリが生じ、それに伴い頭痛が起こります。また、過度なストレスも緊張性頭痛を引き起こす原因の1つです。

②片頭痛

片頭痛は、収縮していた頭の血管が拡張し、神経を刺激することで起こります。睡眠不足、寝過ぎ、疲労、気圧の変動、女性ホルモンのバランスが乱れることなどで誘発されます。もともと月経周期に伴い片頭痛を起こす女性が多いことからも、片頭痛と女性ホルモンは関連が深いと言われています。更年期は、エストロゲンが急激に減りホルモンバランスが大きく乱れることから、片頭痛も誘発されやすくなります。

更年期の頭痛対策と予防法

更年期の頭痛対策としては、更年期障害の治療、生活習慣の見直し、ストレスケアなどがあります。

①生活習慣の見直し

更年期は体が大きく変化するため、若さでは対応できなくなり体調にダイレクトに影響してきます。そのため、更年期を上手く乗り越えられるよう、生活習慣を整えていく必要があります。

更年期は体が大きく変化するため、若さでは対応できなくなり体調にダイレクトに影響してきます。そのため、更年期を上手く乗り越えられるよう、生活習慣を整えていく必要があります。

・栄養バランスを考えた食事

エストロゲンが減ることで骨の脆弱化や、血管の硬化、太りやすくなったりするため、今まで以上に栄養バランスを考えた食事が大切です。特に女性ホルモンと類似作用のあるイソフラボンを含む大豆製品を取り入れることをおすすめします。

・適度な運動

適度な運動は、骨密度の向上、血行促進のほか、イライラの解消、ストレスの発散効果も期待できます。おすすめは、ウォーキングなどの有酸素運動です。更年期のつらい頭痛を予防するためにも、毎日の運動を習慣にしていきましょう。

②ストレスケア

更年期は我知らず落ち込んだり、不安になったりしやすいものです。それに加え、大小さまざまなライフイベントが降りかかってくるため、ストレスがどんどん溜まってしまいます。そのため、必ず毎日リラックスする時間をつくりましょう。気分が落ち込んでやる気がなくても、何か1つおこなってください。入浴、ストレッチ、運動、音楽鑑賞、アロマ、日記を書く、読書など自分が好きなことを通しリラックスすれば、立派なストレスケアになります。ストレスをためないことが頭痛の予防にもつながります。

まとめ

女性なら誰でも通過する更年期。更年期は肩こりや頭痛、イライラ、気分の落ち込みなど、体も心も不調になりやすいため、上手に乗り切りたいですよね。まずは生活習慣を見直すことから始め、リラックスできる環境づくりを行ってみてください。