骨格のずれや歪みが内臓不調や自律神経失調症の原因に?!

慢性的な肩こりや腰痛に悩んでいる人は、かなり多いのではないでしょうか。その原因として、骨格のずれや歪みが挙げられます。しかし、骨格のずれや歪みから起こる病気は、肩こりや腰痛だけではありません。内臓の不調、さらに自律神経失調症を引き起こす原因にもなっていることをご存知でしょうか?ここでは、骨格のずれや歪みと、引き起こされる病気との関係について解説していきます。

いらすとやhttps://www.irasutoya.com

骨格の仕組みと働き

骨格の仕組み

骨格とは、体を支えている骨の構造のことです。中軸骨格と付属肢骨格がありますが、ここでは背骨を中心とする中軸骨格について見ていきましょう。

 

中軸骨格は、頭蓋骨、背骨(脊椎)、胸郭とそこに付属する胸骨と肋骨から成り、体の垂直軸を形成しています。背骨は、ブロック状の椎骨が24個積み重なりできています。首を支える頚椎が7個、肋骨につながる胸骨が12個、上半身を支える腰椎が5個、そして骨盤の中央では仙骨が背骨全体を支えています。

 

 

背骨は椎骨が重なっているため、すき間があり、真っ直ぐではなく緩やかにカーブを描いています。頚椎は前方に、胸椎は後方に、腰椎は前方にカーブし、S字状になっています。

背骨の働き

骨格の中心となる背骨は、体を支える役割、体を曲げたり動かす役割、そして背骨の中を通る神経を保護する役割があります。

背骨の歪みの種類と現れる症状

背骨は、すき間があるため曲げたり伸ばしたりと可動性がありますが、その反面、同じ姿勢や動作を繰り返していると、ずれや歪みが起きやすくなります。背骨のずれや歪みは、大きく3つに分かれます。どの歪みも、筋肉や神経に無理な負担がかかり、さまざまな症状を引き起こします。

猫背型

首の骨の前方カーブがなくなり、胸椎の後方カーブが強くなることで、背中が丸まり、頭が前に突き出ている状態です。肩や首のこり、手のしびれ、頭痛、目の疲れなどが起きやすくなります。

反り腰型

腰椎の前方カーブが強くなることで、腰が前方に反り、さらに胸椎の後方カーブが強くなり、背中が丸まった状態です。骨盤が前傾するため、腰の筋肉が緊張し負担がかかり、慢性的な腰痛が起きやすくなります。腹筋は引き伸ばされ弱くなり、下腹がぽっこり出てきます。

平背(フラットバック)型

背骨のS字カーブがなくなり、真っ直ぐになった状態です。一見、姿勢が正しく見えますが、背骨が真っ直ぐなため、衝撃を分散できず、筋肉や神経への負担が大きくなります。また、椎骨同士のすき間が少なくなり、腰椎間板ヘルニアや、ぎっくり腰、腰痛慢性化を引き起こしやすくなります。

骨格の歪みは内臓不調も引き起こす?!

背骨は体を支えるだけでなく、脳からつながる神経の通り道でもあります。神経は背骨の中を通りながら枝分かれし、手足の末梢まで伸びていきます。そのため、背骨がズレたり歪むと、肩こりや腰痛、手足のしびれなどを引き起こすのです。

 

 

それだけでなく、背骨を通る神経には、体を緊張・リラックスさせたり、内臓の働きを調整する自律神経もあります。背骨の歪みで自律神経が圧迫されると、圧迫された部位によりさまざまな内臓疾患が誘発されます。

頚椎の歪みによる不調

便秘、排尿障害、鼻づまり、耳鳴り、めまい、不眠症、呼吸がしづらいなど

胸椎の歪みによる不調

喘息、アレルギー、免疫力の低下、胃腸疾患、肝臓病、腎臓病など

腰椎の歪みによる不調

便秘、下痢、膀胱炎、前立腺肥大、冷え性、生理痛、子宮内膜炎など

 

 

このように骨格の歪みにより、内臓の不調や、体調不良も引き起こされるのです。

骨格の歪みは自律神経失調症の原因にも

自律神経失調症は、過度なストレスや更年期のホルモンバランスの乱れなどが主な原因ですが、背骨のずれや歪みも発症原因になります。自律神経失調症は、身体症状として、頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、 便秘、下痢、冷や汗、ホットフラッシュなどが見られ、メンタル面では、不安、情緒不安定、うつ症状、イライラ、やる気が出ないなどの症状が見られる病気です。

 

背骨がずれて骨格が歪むと、自律神経を圧迫するため、内臓の不調とともに自律神経失調症も発症しやすくなるのです。

ストレッチで背骨の歪みを改善させよう

いらすとやhttps://www.irasutoya.com

骨格の歪みは、実にさまざまな病気を引き起こします。 歪んだ背骨は、理想的なS字の状態に近づけることが大切です。ここでは、毎日続けることで背骨の歪みを改善できるストレッチをご紹介します。

キャットストレッチ

猫背を改善できるストレッチです。

・椅子にすわり、手を体の後ろにまわし、指を組みます。

・肩甲骨を真ん中に寄せるようにして、肩を引きます。

・息を吐きながら、首を後ろに倒します。

3秒停止し、ゆっくり戻します。

120回おこないましょう。

膝抱えストレッチ

反り腰を改善できるストレッチです。腰痛の改善にもなります。

・仰向けに寝る

・膝を曲げ、片膝ずつ手で抱える

・膝を胸につけるように、手に力を入れる

・背中は床から離れないようにする

・腰やお尻が伸びた感じがあるところで止め、5秒停止する

・ゆっくりと膝を戻す 

110回おこないましょう。

まとめ

長引く胃腸の不調や頭痛、めまい、生理痛、イライラ、気分の落ち込みなども、ひょっとしたら骨格のずれや歪みが原因になっているかもしれません。猫背になっていないか、反り腰になっていないかなど、まずは自分の姿勢を確認してみてください。そして、仕事の合間や寝る前にストレッチを取り入れ、背骨の歪みを少しずつ改善できるようにしていきましょう。